りべるたん運営メンバー 東洋大学 東洋鍋子

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私は東洋大学4年(在籍5年目)の東洋鍋子と申します。専攻は社会学で、普段はアルバイトと授業に明け暮れています。今回、私は多くの学生にこのデモに参加してほしく、呼び掛け文を書くことにしました。Aくんについて、逮捕については散々書かれていて、他の人も書くと思うので、私はこの間大学で動いて感じたことを書こうと思います。

私は、A くんが逮捕されてから大学で学内演説やビラ配りなどをしました。
多くの学生がビラを受け取ってくれて、声をかけてくれました。
ヘイトスピーチの問題、公安警察という政治的な文脈の絡む警察官がした逮捕、そうしたことに関心のある学生は多いのだな、と思いました。
それはとても嬉しい発見でした。

しかし同時に、その関心から一歩踏み込んではくれないのか、とも思いました。
例えば、授業内で意見のやり取りをした時。
学生が逮捕をされる事実や、デモという行為についての意見というより、その伝え方への意見が多く上げられました。

「ビラをもっと読みやすくしたほうがいい」
「写真や動画はないのか」

もちろん、その通りだな、とは思いました。私たちのビラには弾圧、不当逮捕、奪還、レイシズム…などの古臭い左翼チックな言葉がゾロゾロでてきます。これは引いてしまうのも当たり前です。
しかし、これを修正したらあなたはデモに来てくれるのでしょうか?
私は疑問です。

上から目線で主体的になれ!と煽る気はありません。
しかし、問いたいです。学校でデモの映像を見て、ヘイトスピーチについて学び、在特会という存在を知ったところで、それはあなたの何になったのでしょうか。
それらを大学で学ぶ、ということはテストで良い点を取ったら終わりですか?

これを読んだ東洋大学の学生の皆さん(特に社会学部の皆さん)に、是非ともデモに来てほしいです。参加しないでも良いです。遠巻きに見るとか、終わった後に飲みにだけくるとか、そういうことだけでもいいです。
Aくんの逮捕は、私たちが大学で学んでいることの延長線上の出来事です。授業で見たデモの動画、先生が教えてくれた在特会は遠く離れたことではない、それはあなたの生活と断絶されたものではないのです。
まずは、その事実だけでも、感じにきてください。