大変遅くなりましたが、A君の奪還アピールを掲載します。A君は、7月6日に早稲田のヘイトスピーチデモの「カウンター」に参加していたところをレイシストへの傷害容疑で逮捕され、20日間の勾留の末、同月25日に釈放されました。7月31日には、東京地検公安部による「不起訴処分」が確定しています。これまでご支援を賜ったすべての皆さまに、改めて、御礼申し上げます。
 なお、救援カンパの会計報告につきましては、支払いと監査に時間がかかっています。ご心配をおかけしますが、近日中に必ず公表するので、もう少々お待ちください。(救援部)

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弾圧を粉砕し、

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ますます団結を打ち固めたりべるたんず。

 A君です。私の救援活動に力を貸してくださった皆様に感謝の意を表するとともに、今回の逮捕事件に関して若干の私見を述べたいと思います。
 まず、私の逮捕から釈放に至る経緯について簡単に書きます。7月6日、私は高田馬場にて外国人犯罪撲滅協議会という団体が主催した排外主義的なデモに対して抗議活動をしていました。そこで当デモ参加者の男性の持っていたトラメガと私の持っていたスピーカーが接触したところ、私は暴行罪の現行犯で逮捕されました。その後、相手方の男性が病院で診断書を受け取り、被害届けを提出したことで、全治二日の傷害罪に切り替わり7月25日まで留置され続けました。そして7月31日ようやく不起訴処分が確定しました。このあたりの事情は、相手方の男性のブログにも書いてあるので参照してくれればよいと思います。
 今回の事件は、明らかに公安警察による政治的意図を持った弾圧でありました。私と私の友人数人は以前からデモや抗議活動の現場で公安警察に執拗に付きまとわれており、私たちを逮捕する口実を狙っていたことは明らかです。私が拘留されている間、私の自宅と友人宅3軒の計4軒に家宅捜索が入りました。全治二日の障害事件にはあまりにも大規模すぎる捜査です。そして私の友人2名が公安警察に「お前らはB君、C君だからな」と言われるなど、今後も私たちの逮捕を狙うことをはっきりと宣言されました。しかし私たちは、本来警察に監視されるような危険な活動をやっているわけではなく、ただ社会のために当然やるべきデモや排外主義に対する抗議を行っているだけです。したがって警察による私たちの監視は全く不当なものであり、私は今後も社会のための行動を続けるつもりです。
 最後に、私の救援にカンパをくださった多くの皆様、留置場にいた私を精神的に支えてくれた多くの皆様に深い感謝の意を表します。本当にありがとうございました。