デモが成功裏に終わりA君の勾留満期をついに今週末に控えた本日22日火曜日、公安警察がまたもや動いた。A君の友人宅2軒に家宅捜査が敢行された。

2名の内1人の家宅捜査では、公安警察7名が押し入り、ビラ1枚(たったそれだけ!)を押収していったという。

家宅捜査を終えて帰る公安警察

家宅捜査を終えて帰る公安警察

7.6早稲田カウンター学生弾圧における家宅捜査はこれで全4件が実施されている。
「差別はやめろ」と差別デモに抗議した際にメガホンが当たった際に人差し指に全治2日の傷害を負わせたという容疑の証拠を探すという名目のもとで、公安警察は税金を使って併走している。

しかし、全治2日の傷害容疑に一体どのような証拠があるというのだろう。恐らく、恐らくであるが本件において実際は証拠なんてどうでもよいはずである。
公安警察は、A君の友人関係を切り裂くためA君が苦しむであろう場所の家宅捜査を計画しているだけだ。そして裁判所は本件に全く関係ないであろう場所の家宅捜査を何の疑問も持たずに許可している。

公安警察によっていとも簡単に人が逮捕され、勾留の決定や延長が裁判所によって下され、満期の23日間も勾留する。しかも、その間は弁護士以外と会えない接見禁止という処分の元で不当な取調べが連日行われる。さらには、人間関係の破壊が目的としか思えない事件とは関係性が極めて乏しい家宅捜査が何箇所も何箇所も実施される。残念ながら、今の日本社会ではこういったことが容易に実施できる状態にある。

しかし、何が起ころうと救援会としての立場は最初に出した声明文のときから何ら変わらない。

私たちが掲げるのは「一日も早いA君奪還」、そして「A君のような若く正義感あふれる学生がおかしいと思ったことにおかしいと、不当な弾圧をされることなく声をあげられる民主主義社会」という2点である。こんなことで逮捕・家宅捜査される現状を看過してはならないし、また妥協してもならない。何があろうと初心を忘れることなく、方針を変えることなく、救援活動を貫徹する次第である。

勾留満期まで残すところあと3日、救援会は最後まで全力で救援活動を展開する! 皆様、団結して頑張りましょう!!